
お米について知りたいのに、草刈り?と思われる方もおられるでしょう
が、品質の良いお米をたくさん収穫するためには草刈りは欠かせません。
そもそも田んぼの中にはあまり草がはえないように除草剤をまきます。
それでも草がはえてきたら、田んぼの中に直接入って、草を取ります。最
近は、草取りをしている農家をあまり見かけませんが、決して草がはえて
いないわけではありません。手抜きをしているだけです。品質の良いお米
を収穫するために草取りをした方がいいです。
ところで、問題は農道や畦なんです。草を1本1本取っていたのでは、
きりがありません。草ががっちり根を張っているからこそ、畦の形を保っ
ているとも言えます。特に斜面は除草剤をまくと、草が根こそぎ枯れてし
まい、土だけになってしまい、脆くなって土がくずれてしまうのです。で
すから、農道や畦は除草剤をまいたり草取りをするのではなく、草の根を
残して、地表に伸びた草丈だけを刈るのです。これが草刈りです。
ところが、この草の勢いは驚くほどです。刈っても刈ってもすぐまた成
長してくるんです。田んぼをたくさん所有している農家ですと、夏場はほ
とんど毎日草刈りをしてます。順番に草刈りをして一巡する頃には、最初
に刈った場所がまた伸びている状態なんです。だから、だんだん作業が容
易でなくなって、皆、除草剤に頼りたくなるわけですね。でも、畦に除草
剤をまいたら、草のみならず稲まで枯らしてしまう可能性がありますから
がんばって草刈りするしかないですね。
※「畦(あぜ)」とは田んぼと田んぼを区切っている、土を盛り上げてつくった小さな堤です。
人が一人歩ける程度の小さなもので、田んぼを区切るほか、水をためるためや人が歩くために使われます。
畦が崩れると、そこから水漏れして田んぼに十分な水がはれなくなります。

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